セローでオフロードを走行時に休憩や食事中のイス代わりに軽量コンパクトなハンモックeno sub6を使ってみた感想を書いてみる。
eno(イーノ) Sub6購入までの経緯
以前野営時の就寝用に買ってみたトラベルシーツで有名なCocoonの蚊帳付きハンモックをレビューする記事を書いた。
色々な理由でハンモック+タープの組み合わせでキャンプするのは自分に合わないという結論に達した。
しかしオフロード走行時の休憩や食事中の椅子やソファーとして使うのにハンモックはバツグンに調子が良さそう。
短時間の利用なら蚊帳は不要、ツーリングに持って行くなら軽量コンパクトなものがいい。
ということでアウトドアで休憩時に使える軽量コンパクトなハンモックを新たに購入することに。
選定条件は下記の3つ
収納時に軽量コンパクトであること
スペースが限られるバイクへの車載のためなるべく軽量コンパクトである必要がある。
ハンモックのサイズが小さすぎないこと
小さすぎては窮屈でくつろげず本末転倒だ。
肌触りが良いこと
快適さを考えるとハンモック生地の肌触りも重要。
以上の条件を検討した結果enoのsub6を購入することに。
eno sub6を購入&インプレッション
amazonにて購入。
収納袋はハンモックに縫い付けられた一体型でサイズに余裕がある。
ぐにぐに変形するのでバックやザックのちょっとした隙間に押し込められる。
重さは名前の由来通り6オンス(170グラム)以下。
収納袋には結構大きめのタブが縫い付けられている。
ハンモックの張り方と注意事項や免責事項などが書かれている。
注意事項には
- ポケットの中の尖ったものや靴に付いた小石とかに気を付けろ
- 汚れたら手洗いかドラム式の洗濯機で洗ってね
- 子供から目を離すな
- 改造するな
- このラベルを取り除くな
なんて感じのことが書かれている。
ポケットの中の尖ったもの(原文:sharp items in pockets)
とポケットの中のと書かれているあたり突起物には相当弱そうだ。
ハンモック本体の生地は格子型のリップストップ(引裂き防止)加工が施された薄いナイロン生地で柔らかくスベスベした感触。
防水加工などは施されていないので通気性も良さそうだ。
ツリーストラップとの連結するための金属製のトグルがハンモックの末端に付いている。
このトグルはenoから販売されているウーピースリングと合わせて使う想定のようだ。
トグルが使えない場合もカラビナを通し連結することは可能。
ツリーストラップは付属していないので別に購入する必要がある。
付属のトグルを活かしたいならenoから販売されているウーピースリングがベストマッチ。
CocoonのHammock Straps Ultralightともトグルで接続可能。
自分は後日こちらを購入した。
ハンモックを張って森の中で朝ごはんを食べる
朝早くに家を出て早朝から営業しているサンドイッチ屋さんで朝ごはんを調達。
森の中をオフロードバイクで散策しながらハンモックを張るのに丁度いい間隔と太さの木を探す。
丁度いい木を見つけるのにちょっと手間取ったがハンモックの設営作業は5分とかからなかった。
ハンモックを吊るすためのストラップはデイジーチェーンタイプのものを使用。
sub6のトグルだとデイジーチェーンのループをすり抜けてしまうのでカラビナを使って連結。
設営後はサンドイッチと前の晩に淹れておいたアイスコーヒーで森の中のモーニング。
食べ終わったらごろ寝。
森の中で食事する。
ただそれだけのことがハンモックのおかげでとても楽しい。
座ったり横になったりした使用感
身長172cm、体重62kgの男が実際に座ったり横になったりした場合の使用感を書いてみる。
写真は購入後しばらくしてからのもの。
どっかりと座った状態
ハンモック独特の浮遊感が気持ち良い。
膝の裏から後頭部までハンモックが包んでくれるが頭が若干はみ出しぎみ。
横になった状態
広すぎず狭すぎず丁度いい。
生地の感触
横になると生地の下を空気が流れていくのを感じることが出来るぐらい極薄で通気性が良いい。
スベスベとした肌触りも気持がちいい。
生地の伸縮具合も硬すぎず伸びすぎずちょうど良い。
薄い分耐久性はあまり期待できななそうだ。
耐久性については納得の上で買ったつもりだったがいざ使ってみると足の裏に付いた砂やズボンのジッパーなどが結構気になってしまう。
実際、直接ジッパーにあたった部分に引っかき傷のような線が付いていた。
衣類についたジッパーなどの突起物以外にも地面の砂や棘の生えた草木などにも気をつける必要がありそうだ。
実際に使ってみて感じたeno sub6の良い点と悪い点
バッグの中に入っているのを忘れてしまうぐらい軽くポケットの中に押し込めるほどコンパクト。
軽量コンパクトな収納性を持ちながら寝るにも座るにも必要十分なサイズを確保している。
ただゆったりと座るにはもう少し幅が広い方がよかった。
とはいえ横幅が広いと寝た時に深く沈むので左右の視界が奪われてしまう。
閉所恐怖症気味の自分が就寝するにはsub6のサイズ感がちょうど良いかも。
通気性が良く暑い日は涼しいが自分の場合は気温が24℃以下になると寒く感じる。
まとめ
sub6はアウトドアでのイスとしての役割を十分以上に果たしてくれた。
ただのイスでは無くまるで雲で出来たソファーにでも座っているかのようにリラックスできる。
欲を言えば横幅がもうちょっとあれば完璧だったがその分収納はとてもコンパクトで軽量になる。
これだけ軽量コンパクトなら使うか使わないかわからないような場合も持っていく気になれる。
今まで野外での食事や休憩はバイクでオフロードを走るためにに行うものと言う感じで調理器具などの装備は最小限に抑えイスやテーブルの類いは野宿する場合でも持っていくことはなかった。
ハンモックに出会ったことで今後はアウトドアでの食事や休息を楽しむためにオフロードを走る。
そんな機会が増えそうな気がする。
商品紹介リンク
下記リンクから買ってもらえるとサイト運営費(主にサーバ代)の足しになるのでよかったら。
eno Sub6 Ultralight Hammocおすすめの軽量コンパクトなハンモック。
実測158gでザックのサイドポケットに収まるぐらいコンパクトに収納できる。
これだけ軽量コンパクトなら常時車載してツーリング先の休憩時にイス代わりなんて使い方も出来ると思う。
また、よほど大柄な人以外はベッドにして寝られるだけの面積が確保されている。
Cocoonの ウルトラライト ハンモックに比べると幅が狭いけれどその分沈み込みが少なく就寝時の圧迫感は少ない。
極薄の生地は通気性が良好でとても涼しく肌触りも良い。
欠点は耐久性が見るからに乏しいこと。
ちょっとした突起物や火の粉で簡単に穴が空きそのまま裂けてしまう可能性が高そうなので注意が必要だろう。
sub6の軽量コンパクトな長所を活かすならツリーストラップも軽量コンパクトなウーピースリングタイプがおすすめ。
enoから販売されているウーピースリングがベストマッチ。
sub6付属のトグルとの相性も良さそうだ。
コスパを考慮するとCocoonのHammock Straps Ultralightもおすすめ。
自分はこちらを購入した。
イスとして使うなら以前買ったCocoonのハンモックがサイズ的にはちょうどよかった。
ハンモックに腰掛けた状態で膝裏から頭までしっかりと包み込んでくれる。
蚊帳付きも蚊帳なしも横幅は変わらないようだ。
しかし蚊帳なしでもsub6に比べると収納サイズがかなり大きくなりそうなのがネック。
enoからsub6の拡張版であるsupersubが販売されている。
supersubの横幅は驚異の188cm。正直そんなに広くてどうすんのってぐらいだがそれでもcocoonの蚊帳なしよりも軽くコンパクトになる作りのようだ。
ハンモック自体が目的のツーリングなら収納サイズは多少目を潰れるのでそのうちどちらか買ってしまいそうだ。
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