イタリアの靴メーカーFormaのADVENTURE LOWを購入したので軽くレビューしてみる。
ADVENTURE LOWはオフロードブーツの中でもカジュアルな見た目と防水性能などツーリング向けの機能を備えたいわゆるアドベンチャー系に分類されるブーツだと思う。
購入までの経緯と重視した点
オフロードを走り始めた頃は登山靴を履いた上にコミネのアンクルプロテクターを付けて林道を走っていた。
その後、ちょっとした倒木を乗り越えたりするようになってくると上記の組み合わせでは足元のプロテクションに不安を感じるようになる。
基本ソロで林道を走るので歩けなくなるような怪我を追うのは致命的。
ということで専用のオフロードブーツを買うことを決意。
自分は自走派のエンジョイ勢なので観光地めぐりや飲食時のことも考えると歩きやすく着脱が容易で悪目立ちのしないデザインのブーツが好ましい。
また、長距離遠征時のことなども考えると防水のほうが快適で便利だろう。
購入条件をまとめると
- プロテクション性能
- 歩きやすい
- 着脱しやすい
- 防水
- 悪目立ちしないデザイン
上記を考慮して最終的にFormaのADVENTURE LOWを購入することに。
他にもガエルネのEDO-PROやG-MIDLANDも有力候補だったのだが如何にもなデザインとどちらも足首周り防御力がADVENTURE LOWに比べると若干弱そうだったので今回はパス。
EDO-PROは日本人向けの足型を使っているらしく幅広な自分の足にもしっくりきた。
G-MIDLANDは防水でそこそこカジュアルなデザインが魅力的だったけど踝(くるぶし)周りのプロテクションがADVENTURE LOWに比べると弱く感じた。
試着とサイズ選び
ナップスで試着してそのまま購入。購入価格は30,141円。
イタリア製の靴のためか幅広の自分の足だと小指への当たりがキツイ。
インナーソールを抜いて自分の足に合わせると縦が丁度いいと横がはみ出てしまう。
そのた大きめのサイズを買って靴下やバックルの締め付けで対応することに。
サイズはEUサイズで42を選択。
EUの42は日本サイズ換算だと26。
普段日本製の靴は26.5でジャストサイズだが縦のサイズにはかなり余裕があった。
購入後のインプレッション
オフロードブーツにしてはカジュアルな見た目だが厚く硬い革をふんだんに使った作りでつま先、かかと、くるぶしなど重要な部分は樹脂パーツでしっかりと補強されている。
バックルは樹脂製。
ここは多少値段が高くなってもいいから金属パーツを使ってほしかったかな。
ソールは厚く硬い作りで転倒時にオートバイのフレームに足を挟まれたぐらいではびくともしないだろう。
土や草の上でグリップしそうなソールのパターン。
土踏まずもしっかりあるので特にオフロードで歩きやすそうだ。
ショートブーツでセメント製法(靴のアッパーにソールを接着する製法)のためか見た目の割に軽い作りになっている。
ちなみにセメント製法かつ防水の靴はソールの張替えが出来ないことが多いがADVENTURE LOWはソールが2重構造になっているため張替えが可能になっているようだ。
バイクにまたがってみる
ADVENTURE LOWを履いてセローにまたがってみる。
画像は購入後しばらく履いた後に撮ったもの。
ペダルを調整しないとブレーキペダルは踏みっぱなしになりシフトペダルはステップとペダルの間につま先が入らずシフトチェンジ出来なかった。
足つきが良くなるぐらいに分厚いソールのおかげでブレーキペダルを踏んでる感触がほどんど感じられない。
ブロックパターンのソールがステップのスパイクに引っかかりやすい。
気をつけないと足をステップから外す時にソールが引っ掛かってバランス崩して立ちごけしそうになるぐらいだ。
外国製のブーツはふくらはぎへのアタリが強いことが多く特にバイクの運転中はかかとを頻繁に上下するのでこのアタリが気になることが多い。
ADVENTURE LOWはふくらはぎ周辺に柔らかく蛇腹のような加工が施されているためかペダル操作中もふくらはぎへの当たりは気にならない。
歩いてみる
スニーカーや登山靴などと比べるとデカイので慣れないうちはゴツゴツと足同士をぶつかったりして歩きづらいがすぐなれる。
オフロードでのグリップは登山靴にも劣らない。
バイクを押し引きするときにも力強くグリップする。
防水の革ブーツだからかそれなりに蒸れる。
長時間の街歩きはちょっときついかな、特に夏は。
防水を試してみる
短時間川の中を歩くぐらいではまったく浸水しない。
プロテクターとの組み合わせ
コミネのニーシンガードSK-608と組み合わせてみる。
自分の股下長はセロー250にまたがるとかかとがほんの少し浮く程度(またがる場所によってはベタ足)。
靴の中に砂利や泥が入るのが嫌なのでズボンをブーツに被せるように履きその上からニーシンガードを付けていることが多い。
まとめ
初めは大きさと硬さに戸惑ったが1000kmぐらい走った頃には慣れてしまった。
ゴツい分プロテクション性能は間違いなさそう。
この足元の安心感に慣れたらもう登山靴でオフロード走る気にはならない。
商品紹介リンク
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Forma ADVENTURE LOWオフロードを走るためのプロテクション性能を備えながらカジュアルなデザインで透湿防水などツーリング向けの機能を備えたアドベンチャー系ブーツ。
ゴツい割には軽く歩きやすい。
プロテクション性能が高い分、オンロード向けのライディングシューズなどと比べると操作性には難がある。
アルミニウムバックルやヒールとくるぶしを守る樹脂パーツなど同じFormaのアドベンチャー系ブーツADVENTURE LOWよりも一歩進んだプロテクション性能を備える。
ソールは平坦な作りでよりライディングに最適化していると思う。
ADVENTURE LOWに比べよりハイスピードな状況を想定した作りに見える。
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