冬に備えてZ-7のシールドにPINLOCKの取り付けを行ったところ、隙間ができていたのでシールドの閉まり具合と合わせて調整することに。
PINLOCKというのはざっくり説明するとバイクのシールドを2重構造にして曇りづらくしてくれるアイテム。
まずはシールドとPINLOCKの洗浄。
マルシン工業株式会社のPINLOCKのマニュアルによると
8)ピンからPinlock®レンズを取り外します。水で薄めた中性洗剤で洗い、ぬるま湯でゆすいで下さい。クリーニング後は柔らかい布を使用して水分を拭き取り、自然乾燥させて下さい。クリーニングの際パーツを破損させる恐れがあるので、アルコール、シンナー、ベンジン、ガラスクリーナー、その他の溶剤は絶対に使用しないでください。また、ドライヤーやヒーターでの乾燥はしないでください。
引用元:http://www.marushin-helmet.co.jp/agv/pdf/pinlock.pdf
とのことなので台所洗剤とスポンジで洗浄。
キレイになったところで作業開始。
SHOEIの公式動画を参考にPINLOCKをシールドに取り付ける。
初めは下にタオルを敷いていたがタオルからホコリが飛ぶので動画のアドバイスにしたがい裏返しにした収納袋を敷いて作業をすすめる。
取り付け完了。
シールド、PINLOCKともに結構くたびれている。
細かい傷についてはヘルメットをかぶった状態ではそれほど気にはならない。
問題はシールドとPINLOCKとの間に出きた隙間。
写真だと分かりづらいがシールドとPINLOCKと間に隙間ができてしまっている。
この隙間が空いているとせっかくPINLOCKがシールドとの間に空気の層を作ってダブルレンズ状態にしていても呼吸で発生した水蒸気が隙間から入り込んで曇ってしまう。
しかもシールドとPINLOCKの間が曇ると拭くこともできずやっかいだ。
こういうときのためにPINLOCKは調整機能がある。
引用元:https://www.shoei.com/products/docs/PINLOCK_web.pdf
PINLOCKを止めているピンは軸がズレた状態で止められているのでピンを回すことでPINKOCKとシールドの隙間を調整できる。
Z-7に付属しているPINKOCKのピンは六角タイプで5.5mmのソケットがちょうどハマった。
ピンを回して調整する。
ピンの突起を目安に左右のシメ具合を調整をする。
ピンの突起がシールドの反対側に向くとPINLOCKが前に押し出される。
ピンの突起がシールドと反対向きになった状態がPINLOCKとシールドが最も密着した状態だが多少は調整する余地を残しておいたほうが良いだろう。
次はシールドの閉まり具合を調整する。
使っているうちにシールドやシールドと接触するゴムの部分が変形してきたのかシールドを閉める時に非常にキツくなりかなり強引に力を加えないと閉まらなくなった。
こちらも調整方法が用意されている。
引用元:https://www.shoei.com/products/assets/Z-7.pdf
調整前に潤滑も兼ねてシリコンスプレーでゴムとシールドベースを清掃する。
左がシリコンスプレー塗布前、右が塗布後。
シリコンスプレーはゴムやプラを駄目にするという意見と保護するという意見両方見るが俺は保護になってる気がしている。
かりに劣化を早めるとしてもヘルメットの耐用年数が過ぎる方が先だろう。
シールドベースも同様にシリコンスプレー塗布して磨いておく。
こういう細かい部分はテフロン系のスプレーのほうが良さそうだけど高いしね。
安いシリコンスプレーで十分かな。
プラスネジの下のマイナスネジがシールド調整用のネジ。
硬貨だとネジの溝が狭すぎて回せなかったのでマイナスドライバーを使う。
0~4の5段階調整できるが目一杯ゆるくしてもまだキツキツ。
プラスネジを緩めるとシールドベースを動せる。
シールドベースをほんの少し手前にずらしメモリ2つ分余裕を残して調整しておく。
後はバイクに乗りながら調整すれば良いだろう。
ブレスガードは通年つけっぱなしなのでOK。
これでヘルメットの冬支度は概ね完了。
その他
細かい傷の数々。
コケたり。
枝にひっかかれたり。
休憩中に砂利の上に落っことしたり。
オフロード走っているとすぐボロボロになってしまう。
シールドについては2枚目だったりする。
あとパッドがちょっと臭う、特にチークパッド。
そろそろ取り外して洗浄したほうが良さそうだ。
SHOEIのZ-7
軽くてコンパクト。
長時間かぶっていても疲れづらい。
シールドを閉めた状態での密閉性の高さと静音性もGood!
GT-AirやNEOTECも候補だったけど軽さとコンパクトさでZ-7選んで良かったかな。
SHOEI CWR-1 PINLOCK EVOSHOEIのZ-7、GT-Air、NEOTECなどに適合するPINLOCK。
適合するヘルメットはSHOEIのサイトでチェックできる。
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