セローのチェーンとスプロケットを交換その4ーなんとか交換完了ー

メンテナンス:セロー250

前回からの続き。

セローのチェーンとスプロケットを交換その3ーリアスプロケットの取り付けと失敗の連鎖ー
前回からの続き。 部品も届いたのでセローのチェーンとスプロケット交換を再開する。 届いた部品たち。 注文していた部品はリアスプロケットの ・スタッドボルト:90116-08010を8個 ・ロックナット:95607-08100を8個 スタッド...

スプロケットを交換したリアホイールを車体に取り付ける。

仮止め状態のフロントスプロケットのボルトを本締めするためにチェーンを仮に張る。

フロントスプロケットの締め付けトルクは110N。外すのに比べたらシメる方はずっと軽い力でシメられた。110Nならそれほど強いトルクというわけでも無いと思うのだが外すときはなんであんなに固くなるのだろうか。

シメ終わったフロントスプロケット。

お次はチェーン。

と思ったらリンク仮止めするときにプレートとクリップをはめるの忘れていたせいでピンが微妙に歪んでてしまったようだ。

予備のジョイント買っておいて良かった。

マヨネーズみたいな付属のグリスをジョイントとOリングに塗布する。

Oリングは通常のもと違い断面がX状になっていてグリスが溜まりやすくなっていた。

ジョイントを奥から差し込んで反対側にもグリスを塗布。

メーカーの言うところのセミプレスクリップタイプ式なのである程度圧入する必要がある。

専用工具がない場合はウォータープライヤー使ったりシャコ万力使ったりいろいろやり方があるようだが、今回はロッキングプライヤーと予備のプレートを使って圧入することに。

ジョイントのプレートの上から更に予備のプレートを重ねてチェーンの幅に合わせて調整したロッキングプライヤーでパチン、パチンと。

クリップを差し込むスペースができたら圧入完了。

割と圧入で苦労する人が多いよだけどあっさりできた。ただあとで調べたら圧力のかけ過ぎや不均等な圧入などでチェーンのローラーの回転が渋くなったりするらしいので圧力のかけ具合は慎重に調整したほうが良いようだ。

チェーンの進行方向にクリップの閉じた側が向くようにハメる。

チェーンの張りを調整、オウムガイみたいなアジャスタで13の一つ手前になった。2つリンク増やして調整幅が足りるか不安だったが大丈夫のようだ。ただあと4メモリ分しか調整幅は残っていない。

ちなみにサービスマニュアルによるとオウムガイの正式名称はドライブチェーンアジャスティングプレートだそうだ。

チェーンの張り具合についていつも疑問なのがサービスマニュアルではリアホイール浮かせた状態でもっともチェーンが張った部分のたわみ量が”40.0-45.0mm”とのことが4cmぐらいの幅をたわませると上側はチェーンスライダーにぶつかってしまうのだが良いんだろうか?

てか、よっぽどダルダルに緩んでなければチェーンスライダーに当たる関係で45.0mm以上にたわむなんてことない気がするのだがどうなんだろう。

結局いつもたわみ量は参考程度でリアスプロケットにハマってるチェーンを引っ張ったりしてこんぐらい張ってりゃ脱線しないだろといったところを基準にチェーンの針を調整している。

懸案だったリアタイヤのマッドガードとの隙間はバッチリ確保できた。

チェーン側面についているグリスは潤滑に関係ないだろうから飛び散らないように拭いておく。

チェーンの動作確認ついでにバイクで近所を走ってくる。

アクセル戻してクラッチも切って惰性で走りながら耳をすますとメカニカルノイズが減ったような気がするといった程度で加速が良くなったなどといった劇的な効果は感じなかった。

帰ってから気づいたがフロントスプロケットのユルミ止めワッシャー折り込むの忘れてて暗い中慌てて折ることに。

日もくれたので車載しているヘッドライト点けて作業。

マイナスドライバーでこじって叩いて。

これでよし。

ずれてやしないか心配だったが取り付けたときの写真と見比べた感じずれてはいないようだ。

 

後日遠出した時の画像、リアタイヤにグリスが飛び散っているのがわかる。

こんぐらいの飛び散り具合ならまぁいいかって感じ。

しかしこのマヨネーズみたいなグリスって新品以外で使われているの見たことないが性能的にはどうなんだろう。てか売ってるんだろうか。

360kmほど走った後にチェーンの張りをチェックしたが特に伸びなどはなかった。

 

フロントスプロケットユルメる前にチェーンとっちゃうわリアスプロケットのボルトバカにするわフロントスプロケットのロックワッシャ折るの忘れるわで終始ぐでぐでだった。

まーいい経験にはなったのであとで問題点や次回気をつける点とかまとめたいと思う。

 

 

カシメ式でもクリップ式でもチェーン交換を自分でやるならジョイント用のチェーンリンクは予備を用意しておいたほうが良いと思う。

ロッキングプライヤーと予備のジョイントのプレートを使えば割と簡単に圧入できる。

こんな感じでプライヤーのクチの先端がプレートのピンの間に入る幅のものを選ぶと圧入時に均等に力を加えやすくて具合がいいと思う。

ツーリング先でトラブった時に明かりがないとちょっとした調整作業にも手こずる。そんなときのために光源としてヘッドライトも車載工具として入れておくといざというときに役立つかもしれない。実際俺は何度も助けられてる。

ランタンだと手元を照らしづらいし懐中電灯だと手がふさがっちゃうがヘッドライトなら両手がフリーの状態で手元を照らせるので”車載工具”として持っていくならヘッドライトが良いと思う。

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