ツーリングセローのバイクカバーを新調 シルバーと黒のバイクカバーを二重にかけてみた

レビュー:バイク用品
シルバーと黒のバイクカバーを二重がけ

購入から随分たったバイクカバーがボロボロになったので新調することに。

以前から日光がカバーを透けてしまうことと車高の高いツーリングセローのタイヤがはみ出てしまうことが気になっていたのでそのへんを解消すべくカバーを選んでみた。

 

購入前の状況 駐輪とバイクカバー

カーポートやガレージなんて洒落たものは無いので青天井でバイクを駐めている。

そのため主に日光対策でバイクカバーを二重にかけていた。

まずはVTR250に乗っていたときから使っている使用歴10年以上のカバーをかけ

その上にセロー購入後に買ったヤマハのバイクカバー Fタイプの2Lサイズをかぶせる。

ヤマハのバイクカバーは前後がわかりやすかったりカバーの裾と中央を絞れて風に強かったり前後タイヤ付近のロックを通す穴が広かったりとかゆいところに手が届くなかなかの良品。
人気があるのもうなずける。

しかしヤマハのバイクカバー Fタイプにも欠点はある。

ツーリングセローだとセロー対応の2Lサイズでもタイヤが結構はみ出てしまう。

中央のアジャストコード部分が痛みやすい。

この部分はしめつけるせいか購入当初から雨の日に水がしみてシートが濡れていることがたびたびあった。

また、車体にフィットする立体的な作りのため縫い目が多く防水処理もされていないため全体的に雨天時に水がしみやすい。

そして、値段がそこそこする。
当時も安くはなかった(7,100円で購入)がここ数年でネット通販でも1万円前後するほどまで値上がりしてしまった。

バイクカバーを日光が通り抜ける問題

ヤマハのカバーに限らないがシルバーのカバーは意外と陽の光が透けてしまう。

古いせいもあるだろうが、まだ5月なのに晴れた日は二重にしてもカバー内が随分と明るい。

日光の遮断を考えれば黒いバイクカバーが良いのだろうが、光を吸収するぶんカバー内の温度が高くなるだろう。

また、夜はいいが昼間に黒いカバーはかえって目立ち防犯面で目を着けられないか心配。

そこで黒とシルバーのバイクカバーを重ねて使うことを思いつく

黒いバイクカバーを購入

新しく楽天で2,680円で買ったカバー。
やはり黒は存在感がある。実際に駐輪するのは家の敷地内だが明るいうちは目立ちそうだ。

タイヤがはみ出ないように大きめの3XLを選択。

300Dのオックス生地とのことだが厚みは値段なりといった感じ。カサカサと安っぽいが吸水性が悪く濡れてもすぐに乾きそう。

前輪にはチェーンロックなどを通す穴がついている。

よくある丸いハトメがついたタイプだがヤマハのスリットタイプに比べるとロックを通しづらい。

すその前後にバックルがついて留められるようになっている。

二重にして使う予定だから使わないと思うが風が強い群馬ではこういうのがないと風でカバーが飛んだり破けたりする。
もっともこの程度の作りだと群馬名物空っ風をもろに喰らったらブチ切れてしまいそうではある。

晴れた日の内側はこんな感じ。

思ったよりは日光を通してしまうがシルバーに比べるといくぶんましに感じる。
生地の材質的に経年劣化も少なそう。

そして予想通り暑い。
日光に温められてカバー内がみるみる暑くなる。

シルバーと黒のカバーを二重にかけてみる

新調した黒いカバーにヤマハのカバーを重ねてみる。

内側はこんな感じ。

日差しの通りが減りシルバー塗装が光を反射するせいかだいぶ涼しくなる。
シルバーの二重がけに比べれば暑く感じるが許容範囲だろう。

あえて加工せずにのせているが写真に比べると実際に見た感じはもっと暗い。
拡大して見るとシルバーを二重にした場合に比べて写真の感度が上がって画像が荒くなっているのがわかると思う。
元写真のメタデータをみるとシャッタースピードも遅くなっているようだ。

タイヤもちゃんと覆えるようになった。

前輪と後輪に鍵を通すと少しタイヤが露出するが、黒カバーの生地を車体側面の左から右へ引っ張り出してやると完全に覆うことができる(面倒くさくなってそのうちやらなくなりそうだけど…)。

しかし、タイヤまで覆うのも良し悪しで、カバーが地面にベタ付けになるのでカバーに汚れや砂がつきやすくなりそれが車体の汚れや細かい傷の原因になる。
オフ車で細かい傷や汚れを気にしてもしょうがないし、うちのセローはすでに気にする状態でも無い。日光からのタイヤ保護を優先。

使用感

雨の日の後、古いヤマハのカバーは破れたシート部分から雨がだだ漏れだが下にかぶせた黒カバーは浸水を防げていでいるようだった。

今の所は撥水性良好

シートが少し濡れていたがおそらくはカバー内部の結露のせいだろう。

外からの水分を完全にシャットアウトしてもどのみち内側からの結露は防げない。
また、防水性が高いと結露しやすくなり一度濡れてしまうと湿気がこもりいつまでも乾かなくなる。
バイクカバーにゴムなど完全防水の素材が使われない理由はそのあたりにあると思う。

バイクカバーの二重がけなんて面倒くさくて続かないだろうなと自分では考えていたが案外続いている。
セローを買ってから5年目に突入しその間ずっと青天井で駐輪していた割には車体のコンディションは悪くないのでカバーの二重がけの効果はあった気がする。

もし青天井で駐輪していて古いカバーを持っている人にはカバーの二重がけを試してみるのをおすすめする。

追記

2021年8月現在日光にあたるすその部分に退色が見えてきた。

退色した部分の遮光性については内側から陽を透かしてみると気持ち落ちたかな?
といった程度。

シルバーカバーで覆われている部分の退色はほとんど進んでいないのでシルバーカバーもしっかりと遮光の役に立っているようだ。

見た目は若干みすぼらしくなった気もするが二重がけした内側のカバーなので特に問題はない。

アフィリンク

下記のリンクから買ってもらえるとサイト運営費用の足しになるのでよかったら。

ヤマハ バイクカバー Fタイプ 防炎 2L
巷で人気のヤマハのバイクカバー。
防犯するにはまずはカバーを掛けてどんなバイクかわからなくするのが効果的だと思う。
ツーリングセローだと2Lでタイヤの下側が1/3はみ出すぐらいなサイズ感。

値段は高くなるけど野外で保管するなら防炎タイプのほうが安心。

厚手オックス300D 黒いバイクカバー

どこのメーカーが作っているのかわからないがコスパの高い黒いバイクカバー
シルバー塗装のカバーの下にこの黒いカバーをかけてツーリングセローを保管している。

黒いので遮光性が高く3XLならサドルバッグ付きのツーリングセローでもタイヤまでしっかり覆える。
購入時はAmazonよりも楽天の方が安かったので楽天で購入(2,680円)。
2021年8月19日現在Yahoo!ショッピングだと非常に高値(13,403円)で販売されているので値段見て高かったら他で買ったほうが良いかも。

黒いカバーはバイクを日陰に置くなら目立たないがヒナタだとかえって目立つと思う。

生地の厚さなども関係するがシルバーよりも黒のほうが遮光性は概ね高いと思う。
黒のほうがカバー内の温度が上がるのは間違いない。

前輪部分にはロックを通す穴があるが後輪にはない。
ちょっと頼りない作りだけど裾のタイヤ付近にバックルがあって車体や車輪に通して留められるようになっている。

値段の割にはまずまずの作りだと思う。

現行版はバージョンアップして黒生地の裏側にシルバー塗装した生地を使っているらしい。
自分が買ったときはただの黒い生地が使われていたので正直新バージョンを買える人が羨ましい。
2021年8月現在Amazonでは旧バージョンが売られているようなので新バージョンが欲しい人は楽天かYahoo!ショッピングで探してみるといい。

TORUNA17 ワイドツーロックシステム

U字ロックとぶっといワイヤーロックのセット。
一つの鍵で両方開けられるのが便利。

前後にロックを通す穴の空いたバイクカバーと一緒に使うと防犯だけではなく風によるカバーのまくれ上がりも防げる。
ちょっとした道具があれば短時間で破壊できる程度のものなので価値の高い大型バイクなどの防犯には実力不足かも。

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