セロー250のフロントブレーキディスクを交換 格安ディスク

メンテナンス:セロー250
2020年6月更新 500km走行後の感想を追記

ここのところフロントもリアもブレーキの効きが悪くなった気がする。

フロントブレーキをチェックするとパッドの溝が見えない。
残り3mmの厚さとなったブレーキディスクもちょうど交換時期なのでまとめて交換することに。

ブレーキディスクは純正を考えていたのだがAmazonで売っている格安ディスクのレビューがなかなか良かったのでついポチってしまった。

ブレーキ周りに格安品はどうかと思ったが純正の半分以下の値段につられてしまった。

純正と格安ブレーキディスクの比較

重ねてみる。

重量

純正のほうが110gほど軽い。削れる前後でどの程度重さが変わるのか気になる。

純正の厚みは3.39mm(多分…アナログマイクロメーターの読取りいまいち自信ない…)。
計測に間違いなければもうちょい使えたはず。

格安は3.5mm

格安ディスク何箇所か計ったり触診したりしたが特に歪みはなさそう?
素人なんであんま自信なし(やっぱ純正買えば良かったかな…)

交換作業

リフトアップする前にアクスルシャフトのナットを緩める。

前回のタイヤ交換時は車載しているKTCのストレートロングめがねレンチとショートストレートメガネレンチの組み合わせでなかなか緩めることが出来なかったが今回はショートメガネを足で踏ん張ることで緩められた。

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前も同じようなことして駄目だった記憶があるが勘違いか。
もしくはここ数ヶ月の筋トレの成果が出たか。

フロントホイール外したセロー。

特にシャフトも穴もサビなどは無し。

外したホイール。

車載しているスライドレバーでは緩められなかった。

T型レンチで緩める。

やはりT型レンチを車載すべきか。

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交換するパーツ類など。

今回はオイルシールも交換する。

ブレーキパッドは無難にDAYTONAハイパーシンタードパッド。

持ちが良い分ディスクの減りが早くなるなんて評判もネット上にあるが格安ディスクには丁度いいだろう。

新旧ブレーキパッド。

あれ?古い方もDAYTONA?

たいして減ってない…。なんてはじめからなかった…(純正のパッドには摩擦材に溝が切ってある)。

ブレーキパッド純正から交換していたのをすっかり忘れていたらしい…。
でも全然思い出せない。
ボケたか俺。

つーことはパッドもディスクもまだ交換する必要なかったじゃん。

あー凹む。

今更後戻りするのも手間を考えると無駄なので今回はブレーキディスクのみ交換することに。

ディスク留めるボルトは使い回す。

パーツクリーナーで洗浄しても古いネジロックが取れないがまぁ気にせず行こう。

オイルシールを外してベアリングとご対面。

特に問題はなさそう。
以前アクスルシャフトが通る穴をパーツクリーナーで洗浄して以来ベアリングがグリス切れおこしていないか気になっていたが一安心。

オイルシールの劣化は思ったほどでも無い。

前回のタイヤ交換ではそのままで前々回はどうだったか思い出せない。
短くとも丸2年ぐらいは交換してなかったとは思う。

防錆のためベアリングにグリス塗ったくる。

古いグリス洗浄するかしないか迷って結局しなかったが洗浄したほうが良かったかな。

フロントタイヤはベアリング2つで両方露出しているから多分洗浄しても問題ないんじゃなかろうかと思う。

ヤマハ PC版パーツカタログより。図右のリアホイールはベアリングが3個入っている。

リアタイヤはベアリングが3つ入っているから下手にパーツクリーナーなどで洗浄すると奥にあるベアリングはグリス切れおこしそうだ。

新しいオイルシールはソケット使って押し込んだ(叩かず押し込むだけ)。

ボルトにネジロックつけてブレーキディスクを装着。

つけ過ぎ?

サービスマニュアルによるとトルクは10N。
ほんとにこれで良いの?てなぐらいの軽い手応え。

3回に分けてスターパターンで締め込む。

ブレーキキャリパーとシリンダーの露出している範囲を洗浄してパッドを戻すしてリフトアップ。

リフトしたはずみで閉じたブレーキパッドをマイナスドライバーぶっこんで開く。

タイヤを足の甲に乗せてホイールの高さを調整しアクスルシャフトをカラーとホイールに通す。

完了。

う~ん正直見た目はダサい(笑)。かな。

いつもホイールにアクスルシャフト通すのに手こずるが今回は慣れてきたのかスムーズに装着できた。

ブレーキディスク交換後の感想

押し引きするとパッドとディスクが擦れてシャーシャー音がする。

走り出すと最初はびっくりするほどブレーキが効かない。

はじめはおっかなびっくり乗っているがすぐ忘れてスピード出しすぎていて慌ててスピード落としたり。

200kmぐらい走ったらブレーキも効くようになった気がするが交換前に比べ効きが良くなった感触は無し。

このままブレーキの効きが良くならないようなら次はブレーキフルードの交換でもしてみようか。

交換後のその後の感想【更新】

交換後500kmぐらい走ったあたりでブレーキの効き具合が交換前よりも良くなった気がする。

見た目もパッドの擦れた跡がアクセントになって多少はまともになったかな。

おすすめ商品

今回は特におすすめするものが無い…。

Amazonで買った格安ディスクについては販売業者次第のところもあると思うのでこの先問題なく使えてもアフィリンク張る気にならないと思う。

モノタロウなんかでも取り扱いあるようなので興味のある人は自分で検索してくれい。

DAYTONAのハイパーシンタードパッドも悪くは無いけど今のところおすすめってほどでもない。

コメント

  1. YAS より:

    VT250SPADAのフロントディスクが絶版で手に入らないので、切り出しのフロントディスクも視野に入れてましたが、保安部品なので少し高くても純正の中古品を選ぼうと思います。
    多少の段付きがあっても、旋盤で表面を軽く整えれば使えそうです。旋盤が使えなければ、地味に紙やすりと光明炭で面出しすればいいです。光明炭は赤い炭で、機械加工の仕上げに使う治具で、定盤に光明炭を塗って全体が当たるまで出っ張ってる所を削ります。ミクロンの仕上げが出来るので、気が遠くなるほどに時間がかかりますが。

    • ほげ夫 より:

      保安部品それもブレーキ周りはやっぱ純正が安心ですね。

      セローもすでに生産終了だし純正部品が手に入らなくなる日がいつか来るんでしょうね。

      そこまで乗り続けるかはわからないけど代わりとなるバイクが思いつかない…