御荷鉾(みかぼ)スーパー林道の全区間をセローで走ってきたので備忘録も兼ねて記しておく。
複数の県道や林道で構成される御荷鉾スーパー林道を図付でなるべくわかりやすく解説してみたい。
御荷鉾スーパー林道の走行地図を作成
走行地図を作ろにもどこからどこまでが御荷鉾スーパー林道なのか大変わかりずらい。
複数の県道や林道がつらなって御荷鉾スーパー林道を構成しているようだ。
また、舗装された区間と未舗装(ダート)の区間が混在しているらしい。
未舗装区間の距離はオフロードバイク(自動二輪)で走るのには中途半端なようだが自転車で走るにはちょうど良いのかダート目当ての自転車乗りたちがちょくちょくブログなどで情報公開していて参考になる。
せっかくオフロードバイクのセローで走るのでなるべくなら未舗装区間を中心に走りたいが初走行ということもあり御荷鉾スーパー林道に含まれる全ての区間を走ることにする。
自転車乗りたちのサイトやWikipediaの御荷鉾スーパー林道のページ、Googleマップなどを参考にして調べた御荷鉾スーパー林道の全区間はこれ。
林道部分だけ拡大するとこんな感じ。
Googleマップによると全長84.9km(Wikiだと67.1キロ)、5時間33分の行程。
実際には休憩なども含めて3時間20分程度で走りきった。
埋め込みGoogleマップだとこんな感じ。
Googleマップは林道を避けて通る傾向があるので上手くルートが表示され無いかもしれない。
御荷鉾スーパー林道までのアプローチ
朝の6時頃に前橋の自宅を出発する。
途中渋滞に捕まる。
前橋から出て神流川を遡っていく。
ここまでくると交通量も減ってくる。
土手に咲く彼岸花が綺麗。
途中、ゆ〜ゆ〜ランドの広場で朝飯を食べる。
日差しが結構きつかったので日陰で食べることに。
昼食セット。
芝が濡れていたので百均で買った水筒カバーを尻に敷く。
いい日和で長居したくなるが先は長がそうだし渋滞に捕まったせいもあって時間も押しているので食べ終わったらさっさと出発。
神流湖沿いを御荷鉾スーパー林道起点へ向かい走る。
林道起点から御荷鉾森林公園まで
このあたりからドラレコの録画が停止していたのでドラレコ画像はナシ。
神流湖畔を走る国道462号を右折して御荷鉾スーパー林道に入る。
地図上ではこの辺。
神流湖の林道起点から御荷鉾森林公園辺りまでの40キロは人工林に囲まれた舗装路で見どころはほとんどナシ。
途中こんな感じの見晴らしのいい場所もあるけどこれだけを目当てにわざわざ来るほどでもないかな。
次回来る時は多分この辺はパスする。
御荷鉾森林公園から八倉峠
御荷鉾森林公園エリアは広葉樹林に囲まれた未舗装路で走りごたえがあった。
道幅も未舗装林道にしては広く路肩に駐車スペースも多いので路面が荒れていないなら普通車やロードバイクでも通れると思う。
公園らしく休憩やレクリエーションにピッタリのスペースもある。
公園や駐車スペースにはしつこいぐらいに焚き火と野営禁止の立て看板が立てらていた。
確かにほっとけばキャンプやバーベキューで大変な混雑をきたし、結果、自然破壊。
なんてことになりそうだ。
途中カメラを抱えた人が熱心に路肩の草花を撮っていたのでつられて見てみる。
こいつはもしかしてトリカブトだろうか?
基本森の中を走るがところどころ景色の開けた場所もある。
御荷鉾森林公園を抜けると路面が荒れてくる。
通行止めになることもままあるようだ。
八倉峠。
正面の坂が御荷鉾森林公園へ続く道。
左側の道は崩落していた。
奥の方にガードレールが見える。
Googleマップの衛星画像を見る限りではもともとこちら側の道路が御荷鉾スーパー林道に続いていたようだ。
八倉峠から御荷鉾スーパー林道展望台
八倉峠から林道の終端まではほぼ全面舗装路だが途中にある展望台からの眺めは絶景。
八倉峠から2.5キロほど進むとなかなか立派な展望台がそびえている。
展望台までの坂道は一応舗装されている。
すれ違いはキツイが普通車でも登ってこれる。
展望台からの見晴らし。平日なので貸切状態。
インスタントコーヒーでお茶することに。
お茶請けは朝食の余り。
いい天気。
ココから見る夜空はどんな風だろうか?
またきてみたいと思った。
御荷鉾スーパー林道展望台から林道終端
展望台から先に進むと謎スペースが。
「ヤマジノ二輪広場」とある。
この広場の所有者の写真だろうか?
バイク好きが作った憩いの場といったところか。休憩は取ったばかりなので先に進む。
基本舗装路だが余り路面の状態は良くない。
たまに未舗装区間がある。
路面の状態が目まぐるしく変わるのでスピードは控えめにしたほうが良いだろう。
下は舗装されているようだが土で覆われ雨降り後にドロドロになっていたり。
コーナーの先がこんな泥道でリアがスコーンと流れる。
なんとか立て直せたが転倒しなかったのは奇跡。
そこそこスピードが出ていたのでコケていたら大変な事になっていたかも。
未舗装路や完全なオフロードよりもこういった中途半端に荒れた舗装林道のほうが派手な事故を起してしまう可能性が高い気がする。
大仁田ダムの看板。
激しく気になるが時間も押しているのでパスして先を急ぐ。
と思ったらダムが現れる。
さっきの看板にしたがって進むとダムの上部構造に上がれるのだろうか?
雰囲気のある脇道。
激しく興味をそそられるが時間が無いのでパス。
御荷鉾スーパー林道終端に到着。
展望台から終点まで1時間10分程度かかった。
展望台以降はこれといった見どころはナシ。
次回くる機会があるなら展望台以降はパスでいいかな。
御荷鉾スーパー林道のファーストインプレッション
林道全体で未舗装路の割合は20%程度。
そのほとんどは御荷鉾森林公園エリアに集中している。
栗原川林道や秋鹿大影林道・万沢林道あたりと比べると未舗装区間の距離的に物足りない。
見どころは御荷鉾森林公園と御荷鉾スーパー林道展望台。
この2つは遠出して見に行く価値があると思う。
神流湖側の入り口から御荷鉾森林公園までの舗装区間は路面の状態はそこそこ良いので緑に囲まれた舗装路を走りたい人は気持ちよく走れるかもしれない。
御荷鉾森林公園内の広葉樹林に囲まれた未舗装路区間はとても気持ちよく走れる。
八倉峠から林道終端の県道93号との合流地点までの舗装路は路面状態が良くない個所が多いので注意が必要。
次回来る機会があったら御荷鉾森林公園から御荷鉾スーパー林道展望台間をメインに走行計画を立てることになりそう。
今回活躍したアイテム
下記リンクから買ってもらえるとサイト運営費(主にサーバ代)の足しになるのでよかったら。
Belmont チタンダブルマグ 220 リング付(販売停止中?)ベルモントのチタン製ダブルウォールマグカップ。
220mlは少なそうだけど休憩中に一杯飲むには丁度いい容量。
ダブルウォール構造なので素材がチタンの割には冷めづらく熱湯入れても持てないほどには熱くはならない。
軽くコンパクトで丈夫、バイクツーリングとの相性が良いと思う。
アウトドア用のカップは色々買ったけど最近はこればっかり使ってる。
スノーピーク スタッキングマグ 雪峰 H200スノーピークのチタン製ダブルウォールマグカップ。
ベルモントの同容量のチタンマグは現在販売していないようなので今買うならこれかな。
ステンレス製でハンドルレスのダブルウォールマグ。
実際に使ってみてチタンマグと比べた利点は
- 熱くなりづらい
- 価格が安い
- 少し重い
- 金属臭がある
安いのでとりあえずこれ買ってみて良かったら高価なチタン製の購入を検討してみるというのもありだと思う。
モンベル アルパインサーモボトル 0.5L
軽くて保温能力も高い。
構造がシンプルで部品点数も少なく洗いやすくて衛生的なのもGOOD。
0.5Lぐらいが何かと使いやすいと思うけど日帰りなら0.35Lでも十分かもしれない。
Amazonや楽天で買うとやたら高いことがあるのでモンベルから直接買うのが良いかも。
最近はアルパインサーモボトルとチタンダブルマグ220の組み合わせでインスタントコーヒーやティーバッグでお茶することが多い。
ツーリング先では手間をかけてドリップコーヒーを淹れなくてもインスタントで十分旨いのだ。
コメント
はじめまして。細かく記事にしていただき大変参考になりました。
ありがとうございます。御荷鉾スーパー林道を走ってみたいのですが、
「ただ途中大きな土砂崩れが少なくとも2箇所あり大仁田ダム側の土砂を通過するのは難しいと思う。」
→2020年6月上旬時点では、御荷鉾スーパー林道を全線走破する事はできない、と言うことでしょうか。
教えていただけだら嬉しいです。
コメントありがとうございます。
> →2020年6月上旬時点では、御荷鉾スーパー林道を全線走破する事はできない、と言うことでしょうか。
6月の初め頃に走った時は無理でした、私には。
「6.御荷鉾スーパー林道展望台から林道終端」の追記にのせた写真の通りの状況だったので
大仁田ダムの付近の土砂崩れが片付くまで南牧村の標識あたりは通行止になると思います。
また、相当な腕前でないと物理的にも完抜は難しいと思います。