前回の続きから
とりあえずリアのスプロケのナットとワッシャーを外す。
取り外したスプロケその他。
ナットがめちゃくちゃ錆びてる。海岸沿いの砂浜走ったりしたせいだろうか。
とりあえずKURE556かけてワイヤーブラシでこすってサビをできるだけ落としておく。
錆止めに薄くグリスを塗っておく(これがこのあとの問題の発生原因のひとつだと思われる)。
規定トルクは33Nなのでとりあえず30Nにトルクレンチを設定してシメ始めたらくるくるとどこまでも回ってしまう。
なーんか嫌な感じがしたので一旦ナットをユルメると6本のうち1本がボルトごと引っこ抜けてしまった。てか、固定されているわけじゃないのねこのボルト。
こういう両側にねじ切ってあるボルトのことをスタッドボルトと言うらしい。
この分だと他のボルトもどうなっているかわかったものじゃないので一旦作業をやめて車体に仮止めしリアスプロケット用のナットとスタッドボルトを注文する。
発注した部品が届くまで時間が空いたので交換部品の新旧の比較してみる。
チェーンの比較。新しいチェーンのEKチェーン 428SR-X2に比べると純正のほうがずいぶん太い。もともと軽さに惹かれて買ったのだがこんなに細くて大丈夫なんだろうか。
純正が太いせいか並べると428SR-X2は自転車のチェーンのようだ。
メーカーはセロー250を適合車種としてリストしているので問題があるとは思えないがちょい心配になるぐらい純正に比べると華奢に見える。
当たり前だがピッチは同じ。
重さをはかると428SR-X2は1267gで純正は1569g、袋に入れた状態で純正に比べて2リンク多いことを考慮しても見た目ほどには重さに違いはなかった。
江沼チェーンのサイトで調べたところEKチェーン 428SR-X2はオフ車だと200ccまでで250ccは428ZVXが適合らしいがセロー250の場合は428ZVXでも428SR-X2でも適合らしい。
江沼チヱンのサイトhttp://www.enuma.co.jp/archives/001/201904/YAMAHA.pdfより
同じ250ccオフ車でもWR250Rなんかは428ZVXよりもさらに高排気量向けの520SRX2が適合なので同じ排気量でも車種次第ということなんだろう。
SUNSTAR のフロントスプロケットと純正スプロケットの比較。
純正はパット見で摩耗しているのがわかる。
波打つような教科書通りのすり減り方だ。
左の純正が137g、右のSUNSTARが145g。こっちは純正のほうが若干軽い。
ISA Y-103 と純正のリアスプロケットの比較。
フロントに比べるとビミョーな減り具合。
新チェーンの減り具合にも影響があるらしいし変えたほうがいいだろう。
純正は1,091g、ISA Y-103は432g。Y-103の重さは純正の半分以下。これで耐久性もあればマーベラスだ。
古い方も使えなくはなさそうなので一応とっておくことにする。
今回取り揃えたアイテムたち
クリップタイプのセミプレスクリップジョイント、どうせすぐ汚れるしサビとかそこまで気にしないのでスチールタイプで。ツーリストのために130リンクを選択したけど純正と同じ長さにするなら128リンクのものを。
耐久性重視ならこっち
SUNSTARのフロント側スプロケット15T、スプロケットは車体に止める方法が車種ごとにまちまちなのでチェーンに比べるとセローに適応するものを選ぶのが大変だった。
リアのスプロケットはダンパー(ボルト穴付近の黒いプラ素材)付きのを選ぼうとするとかなり絞られる。アダプター噛ませてダンパーなしのスプロケットを使えるようにすることもできるようだけど今回は見送った。
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