IRCツーリストフロント側ファーストインプレッション

3.0
レビュー:バイク用品
赤城溝呂木某所でスタック

IRCのGP-21から同じくIRCのツーリストに交換したフロントタイヤを赤城の溝呂木で実戦テストしてきた。

フロントタイヤをGP-21からツーリストに交換したときの記事はこちら

セロー250のフロントタイヤをIRCのGP-21からツーリストに交換
フロントタイヤをIRCのGP-21からツーリストへ交換したので備忘録も兼ねて書いておく。 装着後のファーストインプレッションはこちらの記事で。 交換前フロントタイヤの状況 ツルツルのフロントタイヤ。 スリップサインまで削れてしまっている。

リアのツーリストへの交換とインプレッションの記事はこちら

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DUNLOPのD605からIRCツーリストに履き替える。前回D605に換えたときはお店に頼んだが今回は自分で交換にチャレンジ! ちなみにフロントタイヤ交換したときの記事はこっち タイヤ交換に使った工具 パンク修理用に車載している工具たち。 ...

 

舗装路、未舗装路、オフロードを走ってみた感想。ちなみに空気圧はオンオフともに1.1kgf程度。

いきなり結論

  • GP-21との差をそれほど感じなかった
  • リアをツーリストに交換したときほどグリップの向上は感じなかった
  • 舗装路でも問題は感じなかった
  • 腕への振動の低減は感じなかった
  • 舗装路でのコーナリングも特に違和感なし

以上

感じなかったばっか。

リアをツーリストへ交換時は劇的な変化に驚くとともに感激したものだが、フロント側については特に良い点も悪い点も無い感じ。

グリップ向上についてはリア交換時のように感じなかった。空気圧をもっと下げれば体感できるのだろうか?

リアに交換したときに感じたフカフカ感はフロントでは無かった。
フロントの方がタイヤの体積が小さいし、フロントはサスのストロークが長いし、リアタイヤから受ける衝撃は体重がかかったケツに直接響くが、フロントタイヤからの衝撃はあまり体重のかかっていない腕に伝わる、といったあたりの違いだろうか。

より一般的なGP-21と比べて値段の差は数百円程度なので次回もフロントタイヤをツーリストにするかは高速走行時のインプレッションや耐久性なども考慮して決めることになりそう。

良い点も悪い点も無いイマイチなインプレッションになったが、後は使い込んでどうなるかだろう。

んでは細かい話を

 

空気圧は1.1kgf程度に設定。

車体に取り付けてから昼の日差しにあてられて空気圧上がってそうだけどそのまま。

赤城方面へ向かう。

ドラレコをDAYTONAのDDR-S100に変えた。

スマホのドラレコアプリで撮ってた頃に比べるとかなりきれい。
電源ONで自動的に録画が始まるのもいい。

 

倒し込んでも特にタイヤからの違和感はナシ。

よくツーリストはコーナリングでヨレるとかヤレるとか聞くけど大したスピード出す腕も度胸も無い俺には関係のない話のようだ。

いい天気

直線での加速もふつー。

台風一過で路面が荒れてる。

先日の台風で千葉はひどいことになったようだが、群馬は大したことなかったのですっかり台風がきたこと忘れていた。なんだか悪い予感がする。

 

荒れた支線の入り口。
毎回コケて撤退している場所だが早速ツーリストの実力を試してみる。

入り口はそうでもないが奥に入ると路面はヌタヌタ。

これなんかヤバいやつ、でも今更戻れない…、いや本当は今からでもえっちらおっちらUターンしたほうが良いんだがまぁ進んじゃうよね。

やばいやばい…

お?行けるか?

ハイ無理~~~

リアが流れてワダチをまたぐように乗り上げてしまいニッチもサッチも行かなくなる。

関東の赤土の前にはツーリストも無力。

いくらアクセル開けても半クラ調整しても空回りするだけ。

リアをツーリストに変えたときも同じことやったな(まるで成長していない……)。

坂を越えてもこの先は俺の腕ではどうにもならなそうなので転進することに。

シートバッグを一旦下ろす。GOLDWINのXベルトはこういうとき楽。

タイヤを持ち上げようとするとサスペンションが伸びてしまう。
バイクが立ったままじゃどうにもならないので一旦寝かせてから方向転換。

タンクから溢れるガソリンがもったいない。

足場が悪いせいもあり力ずくで引き回したせいでかなり体力を消費してしまった。

下りはワダチの中を進む。

この程度のえぐれ具合なら登りもワダチの中を進むべきだったか。

やっと出られた。

ちょい休憩してから赤城方面へ登っていく。

県道の行き止まり付近で木を伐採したらしい。

おー、随分さっぱりしたなー

来年の花粉が減りますように。

こう景色が違うとどこがどこだかわからない

とりあえず適当に山の中へ入ってみる。

ぬかるんでる。泥は嫌じゃ。

奥の方はそうでもない。

さらに奥へと進む。

下草が生えてないのは林業者が刈っているのだろうか。
それとも木々に日光が遮られて下草が育ちづらいのか。

雨の日に水が流れてできたと思われる涸沢が行き先をさえぎる。

進めそうだけど地形が変わっていて迷いそうなのと、しょっぱな体力削られたせいもあり自重して転進する。

来た道を戻りぐるっと迂回すると見覚えのある光景にたどり着く。

確かこの先を登ると谷状になった稜線ぽいところに出たはずだが路面の状態が悪いので登れそうにない。

一旦森から出ることに。

 

ここもこんなに見晴らしは良くはなかったんだが。

このネットは鹿よけだろうか?

再び森に入って行く。

以前リアのツーリスト試しに来た時コケたとこ。

慎重に向こう側へとアプローチ。

おけおけ。

だんだんとヘッドライトの明かりが路面に映りだす。
まだ16時だがあたりが暗くなってきているのがわかる。
徐々に秋へと季節は進んでいるようだ。

向こう側、つながってるかな?

つながってた。

舗装された林道を進む。

ちと分かりづらいが林道の入り口がある。

かすかなシングルトラックを頼りに進む。

今の所フロントのツーリストの実力が試されるシチュエーションには出会っていない。

リアのツーリストは斜めに横たわる倒木を流されずにまっすぐ乗り越えて感動したものだが、そんな丁度いい木なんて転がってないし…と思ったらちょうど良さそうな倒木が。

ほいや!

ガッシャーーーン

だめでした。

踏ん張ってセローを起こす。

背筋がビキビキと音をたてんばかり。
こんなところでぎっくり腰にでもなったらヤバいぜとマジにビビる。

こーゆうのは流石に流れてしまうらしい。

倒木で行き止まり。

迂回も無理そう。戻ろ。

どっちだっけ。

とりあえず右へ。

こっちで良さそう。

倒木、これぐらいなら乗り越えられるはず。

勢いをつき過ぎて乗り越えたすぐ先の木に突っ込まないように慎重にイメージトレーニングする。

右からエイヤッと。

進む。

道は続くがトラックが消えた。

分岐なんかなかったと思うがなんでだ?他の人はみな途中で皆引き返すのだろうか?
倒木を越えてすぐ引き返すとかなんだか随分中途半端な気がするが。

舗装路へ出る。

更に向かい側を突っきて行けるのだがその先は行き止まりでピストンになるしそろそろ暗くなるので街に戻ることに。

と思ったがシングルトラックが消えたところが気になり確認してみることに。
俺が知らないとっておきのルートがあるのかもしれない。

うっすらと残っているのは俺がつけたトラック。

誰か他の人がつけたと思われるトラック。

倒木のところまで戻るが消えたトラックがどこに進んだのかはわからない。

う~んやっぱり前に来た人は倒木を乗り越えて戻ったのだろうか。

諦めて先へ進むことに。

再び舗装路へ出ようとしたら。

あ~~~。コケた。

なぜにこんなところで…

エンジンかからなくて焦る。

こりゃー押しがけが必要か?と思って一旦平らなところまでおりたらあっさりかかった。

なぜだ。バッテリー?燃料かぶり?角度センサー?どっちにしろバッテリーはそろそろ交換時期だ。次はリチウムバッテリーにでもしてみようか。

路肩で泥や車体にからまったツタを取り除く。

暗くなってきた。帰ろ。

きれいな夕日。

からっ風街道を流す。

前橋の街に日が灯りだす。

 

なんか今日は疲れた。なんだかいつもより引き起こしに手こずった気がする。
年のせいか?いよいよ筋トレでも始めないとか。

しょっぱなハマって体力削られたせいか、その後の集中力が途切れ気味だった気がする。

家に帰ってシャワー浴びたら体中アザだらけだった。

それと、なんだか風邪っぽい症状が出た。体が重いだけではなく、鼻がつまり咳が出る。
長期ツーリングの途中でこんな感じになることはあるが、運動後日を置かずにこんな症状が出たのは初めてだ。

加齢による衰えかただの運動不足か。車体のメンテナンスよりも肉体のメンテナンスのほうが必要なようだ。

 

IRC TOURIST フロント

リアのような劇的なグリップの向上や振動の吸収などは感じられ無かった。
ただその分オンロードでネガな部分も少ない。

フロントタイヤもツーリストに交換してからオフロードでの転倒が減った気がするし燃費や耐久性も悪くなさそうなので次回のフロントタイヤ交換時もツーリストにすると思う。

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